《 夜中に奥方の痛みが治まらず、緊急入院をお願いする。》
先週末から高熱と、新たな部位に激しい
痛みが襲い、近くの訪問医療施設で抗生
物質とか、痛み止めの薬を投与していたのだが
治まらず、夜九時過ぎに緊急入院を要請した。
入院用用品とか、着替え、身の回り品を車に積み
込み、痛がる奥方を乗せて病院に着いた時は
１０時を回り、病室の消灯時間をとっくに
過ぎており、片身の狭い入院となる。
車中では苦痛に耐えながら、「もう二度と家に帰れないかな」
と弱気になっているの奥方を、励ましながらの入院であった。
【長崎から義母も駆け付け、カラ元気を振りまく奥方】
翌日からの検査では、腎臓からの尿道管が癌により
閉鎖され、通常の３倍以上に腫れ上がり、腎盂腎炎を
起しての高熱だとの報告だ。
それとまだ正常でわずかに残った左側の大腸、小腸も
癌で詰まっており、お腹の中には腹水も少し貯まりかけている。
そんなこんなで、個室に移され、お腹の中の腎臓に尿排出
チューブを付け、さらに本来の尿排出口にもチューブを
取り付け、栄養補給用のチューブ、抗生物質のチューブ
痛み止めのモルヒネのチューブと合計５本も有り
見ている方が辛くなる光景だ。
ただ救われるのは、少しの体力が残っている事と
本人が回りの人々に気を使って、明るく振舞って
くれているのでありがたいが、回りの人々にとっての
心は悲しいかぎりだ。
今週の一言 この世には神も仏も、存在しないと思います。 １８点