《 購入後欠陥品と判った手押し芝刈機を、改造し電動化する。》
庭に一番似合う芝生を張ったのだが、意外と
手入れが大変で初夏から晩秋までの刈り込みは
一ヶ月に一回のペースで行うのだ。
最初は手バサミで刈っていたのだが、芝生面積の
合計が約５０㎡近くも有ると、伸びるに間に合わないのと
トラ刈りになるわで、手押し芝刈機を購入した。
いざ使ってみると、全然刈り取れずに
車輪がスリップし刈り取れない。
前後に何度も動かして何とか、２０Ｃｍぐらい
刈り取れるだけで、使い物にならなかった。
構造はいたってシンプルで、ロータリー歯を車輪の回転で
８倍ほど増速し、固定歯との間で芝生を切り取るものだ。
この増速が曲者で、切る作業の８倍の力が、車輪に加わり
芝生と車輪との摩擦力だけでは、スリップしまくるのだ。
【車輪の中にギアが有り、増速させていた】
使ってしまっては返品が出来ず、何とか
使えるようにしようと電動化を計画するのだが
中々良いアイデアが浮かばなかった。
そんな折、市の廃棄物処理センターに、大型ゴミを
捨てに行った時、捨ててある自転車がに目に留まり
係りの人に何とか頼んで頂く事となった。
家に帰り早速自転車のチェーンとギアを取り
外し、芝刈り機のロータリー歯に、大きいギアを
取り付け動力用の充電ドライバーに小型ギア
間に短くしたチェーンと取り付け、丸１日
かかって電動芝刈機が完成した。
【取り付けの終わったギア、チェーン、充電ドライバー】
翌日早速芝生を刈って見ると、楽なこと
楽なこと、さすが電気の力だった。
【バサバサと芝を刈って行く、改造型芝刈機】
今週の一言 趣味の園芸と、ＤＩＹの両方が楽しめた。 ７７点