《《 知人のノートパソコンの修理は大変だった。》》
年末に知人からＫ電機チェーン店で、ノートパソコンの
修理見積もりが、６万円以上と来たが
妥当でしょうかとの問い合わせがあった。
２年以上前の型だとかなりもったいないと話しをした
所、壊れてもいいから一度見てほしいと依頼を受けた。
【まずメインボードのチェックから始める】
Ｋ電機店はメーカーへ修理見積もり依頼をして
おり、伝票に電源部分、メインボード
ハードディスク交換を要すと書かれていた。
丁寧に分解していくと、メインボードの一部が
焦げており、この部分を直せば何とかなると思い
年末から正月まで毎夜、毎夜、回路を追って
ジャンパー線で繋いでいった。
【左上の部分が焼けている】
その後ハードディスクを購入し、ＯＳ、ソフトと
何とか取り出せたデーターを入れ込み
気持ちよく稼動する事となった。
次に色々テストをしてみても、問題なく稼動して
おり、喜んでいると、やけに静かなことに気づき
パソコン本体の底部分を触ると、火傷するぐらいに熱かった。
再度分解してファンのテストをしてみると動かない
よく見るとファンのコイルも焼けており、さらに
冷却装置の内部を見ると、冷却フィンの
入り口にびっしりホコリがついており
風がまったく通らない状態だった。
【ほこりがぎっしりついている】 【取り去るとすっきりしていた】
どうやら故障の最初の原因はホコリでツマリ
冷却が出来ずにファンが焼けて、さらに
メインボードまで焼けたと考えられる。
大須のアメ横でよく似たファンを探すが無く
類似品を購入、形状を加工し、何とか取り付け完成した。
【上のファンを下のケースに取り付けなければならない】
【精密ミニボール盤にて削り込み形を整える】
【四角いファンが、フランジ付円筒型ファンになる】
【入れ替わったファンケース】
【Pentium 3 , 933MHz , HDD40GBのマシンがよみがえる】
今週の一言 小春日和が続き、平和で穏やかな日々です。 ８８点