2月第1週

(1)電力自由化の幕開けは途絶えるのか
今年の四月に電力の高圧部門の、自由化か開始されるのに
先立って、先月に新規電力会社から電気を需要家まで
届ける、託送料金なるものが既設電力各社発表された。
結果は五円以上でバカ高く、米国の平均電気代価格近くを
運ぶだけで徴収しようとする、高額公共料金のたぐいだ。
【今回丸い円の中が自由化の対象範囲】


昨年暮れに新規発電電力各社が、当社へ数多く営業活動に
お見えになったのが、この料金が発表されてからは
誰一人お見えにならず、こちらから連絡を取ると、事業に
ならないので、遠慮させて頂きますとの返事ばかりだ。
これでは当初考えていた、国内生産コストが高すぎる為の
産業空洞化に、歯止めをかけるべく電力料金引き下げの
自由化が、挫折したことになる。
さらに各既存電力会社の電気料金単価より、託送料金を
差し引くと、残る電圧別発電単価はバラバラで、説明のつかない
不合理な、料金体系となってしまっている。
既設電力会社に問い詰めると、ものさし自体は
経済産業省が決めた物で、指示されたまま行うとこう
言う料金になってしまったとの事。
暗に問題点は経済産業省に有ると言うので、会社としての
クレームレターを持って、東京霞ヶ関の本省まで
問題点とか、課題を話し合いに行った。
10時にアポイントをとって行ったのだが、びっくりしたのは
セキュリティが厳しく、身分証明書とか、鞄の中身を
チェックするとがあった事と、職員の出勤が9時をとっくに
過ぎ10時近くでも、ぞろぞろと通勤ラッシュなみに多数が
遅刻らしく出勤しているではないか、さすがお役人様。
【電力自由化の理想的な形-関西電力より】


本題の協議の自由化の要、電力市場整備課に話しをするが
発電料金がバラバラで差別がある事を訴えると、原価自体は
決まっている事で、どう配分するかの問題で、もし矛盾を
解消すると、一般市民の料金の値上げになってしまうと言われる。
民間企業はデフレ、不景気、リストラの嵐の中で、原価自体を
どう見直すかを努力しているのに、お役人様は原価自体は
不変だと、思っていらっしゃる様でしたので、既設電力会社の
ムダとか、発注、組織の不合理等、電力自由化の今後の課題
緒外国の電気料金の安さなどを、切々とお話させていただいた。
その後商務情報政策局流通産業課に、流通業界の苦しみを訴える。
その後に電力業界の雄、東京電力に一括購入とか
域外供給の見積もり依頼をし、期待は出来ないものの
需要家のバイタリティを見せ一日は終わった。
そこで7時近くの新幹線の時間までは、少し時間が
あったので、久しぶりに秋葉原まで足を伸ばし
変わりつつある街で、珍しい電子部品とか、デジタル
新商品などを調査と、買い物を兼ねて行かさせていただいた。
【通い始めてからすでに20年になる秋葉原の秋月電子の店】


今週の-ポイント 日本の象徴の中央省庁を尋ね、日本の冬を感じました。13点
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