1月第2週
(1)今、関西地区は商業施設の、黒船もどきの襲撃を受けている。
今秋関西地区の3店をオープンしたカルフールと関西1号店の
コストコが、出店し関西は熱い商売の戦いが始まった。
【東大阪市のカルフール箕面店】


特にフランス資本のカルフールの3店集中出店は、日本への本格的出店意思を
裏付け、我々小売業にたずさわる人々にとっては、脅威となっている。
でもって見学に行くのだが、オープン直近では、お客様の
入店状態が違う為、三週間たってから見に行った。
【平日でもお客様で溢れてた、カルフール尼崎店】


まずカルフールからだが、店作りはかなり変り、テナントの数と広さと
グレードは、日本初上陸店舗とはかなり違い、テナントゾーンだけを
見ていると、イオンモールと変らず、楽しく活気あるゾーンとなっている。
カルフール直営売り場も、かなり日本の店を意識しているのか、変化して
似通ってきている。特に衣料品売り場は、ゴンドラ一直線のホーム
センターみたいな売り場から、コーナー化し、提案型になってきている。
平日の午前11時にもかかわらず、日曜日の様に
お客様がおり、活気が満ち溢れていた。
商品のプライスパフォーマンスは抜群で、ここの近くの
お客様は、今後二割近く生活が、楽になるのではないかな。
その後隣に併設された、コストコに行くのだが、米国本国の造り方と、提供
方法、システムはすべて同じで、大量販売を武器に、商品価格を徹底的に
下げ、工場か問屋で商品を買う、価格設定となっていた。
【売り場でなく、単なる商品置き場に見える店内】


その為カートも日本の物より五倍ほど大きく、一杯に商品を詰め
込んだら、女性では動かせないぐらい、大きくなって
おり、車のトランクには入りきらないだろう。
【コストコの店頭と、大きすぎるカート】


少子化が進んだ日本では、こんなに大量に商品を買う、お客様が
居るのかなと思うのだが、店内ではカート一杯に、商品を詰め込んだ
お客様が普通におり、右左に前後に商品をアサっていた。
ただ奥様姿の人が一つのカートに三人程付き、友達、親戚ぐるみの
まとめ買いをしている様子で、おしゃべりをしながら、買い物を楽しんでいた。
ともあれ外国勢の、商品調達能力と、価格交渉力は、すごいと思われ
商品プライスに反映し、低迷している経済下の苦しむ日本の
人々には、すなおに受け入れられた感じだった。

今週の評価 -季節の中でもっとも好きな、秋の風を感じ、うれしい今日このごろ。 85点
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