5月第3週

(1)関西方面に出張に出かける。
少し前にオープンした同業者の、J社のお店と、梅田のYカメラ店を見学に
大阪府伊丹市に出かけた。現在計画中のO市の新設物件のモール部分の
防火シャッターと、テナントのリースラインの収め方と、最近施行された法律に
則って作られた、分煙の為の喫煙ルームの作り方を調査に出かけた。
2本の河川と鉄道に、挟まれ市街地で唯一、残された土地に作られた施設で、交通アクセスには
難しい設計とお金を費やした苦労の跡が伺われ、人口密集地での、開発の難しさを見せられた。
《伊丹駅からデッキで結ばれているダイヤモンドシティ》


今回出張のテーマの解決は出来たので、伊丹からJRにて大阪駅前の、Yカメラ店に行くが
途中の乗り換え駅の尼崎で、空いた電車の座席を見ると、財布が落ちているではないか。
とっさに降り立つ人々に、向かって、「おい、財布をおとしているぞ」、と言ったのだが、名古屋弁の
アクセントなのか、大きな声なのか、降り立つ乗客はびっくりし、一瞬後ずさりをしたが
それぞれが自分の、財布があるかの確認をして、一人の学生が出てきた。
その後しつこいぐらいにお礼を言われ、あの後ずさりは
何だったのかを思っていると、すでに大阪駅に到着していた。
平日なのにYカメラ店はすごい人込みで、パソコン売り場などは、歩きづらいぐらいの人が居て
レジも込んでおり、ここ一店舗だけで、年商1000億円の実力を、見せつけられた。
商品は普通の値段で売られており、大阪市の南の繁華街にある、日本橋
《東京の秋葉原と同じ街》のほうが、かなりお値打ちだと感じた。
デジカメ、パソコン、パーツ、サプライ品と、どれをとっても決して安いとは、言いがたい
値段だったが、別にその金額よりも、安く交渉しているとも見えなかった。
ただ商品の説明は丁寧で、メーカーごと、商品ごとの比較、特徴は
販売員全員がよく知っており、活気あるお店だった。
《大阪駅に隣接する、はでなYカメラ店》


失業率の以上に高い大都市の大阪に、この価格表示で、こんな元気のいい店が在るとは
不思議なのだが、Yカメラ店の競争会社が、この夏にわが社のお店の、跡地に入る事が
決まっており、明渡し状態の調査で、この店に来たのだった。
ともあれこの種の店舗は、名古屋駅周辺と言わず、中部地方までもが商圏と考えており、開店のおりには
厳しい商圏争いが、繰り広げられ激戦中部地方となるだろう。

(2)初めて高速道路に閉じ込められた。
打ち合わせ会議に出席しようと、中央高速道路を、会議時間より
1時間早く到着するように、快適に走っていると、降りるインター手前2Kmの所で
先行車のハザードランプが目に付き、道路中央にはタイヤが、丸々はがれて転がっている。
追突をやっとの思いで避け、そこから500mほど走ると、突然渋滞にあい
少しづつ進むとやがて、ピタッと止まってしまった。
10分遅れでパトカー、消防車、救急車、JH車が渋滞車列を
広げながら、人の歩く速度ぐらいで、進んで行く。
《時速5,6Kmで走る緊急車両》


その後高速道路に缶詰状態、いつ動くともわからず、とりあえず携帯電話で
会議に出れそうも無い事と、他のメンバーに事故を伝え、一般道に回る事を指示する。
1時間近くたつと、道路に運転者の皆さんが出てきて、入っている情報の交換と
路肩での臨時トイレ状態、男は便利だが、女の人はかわいそうだ。
渋滞と違い、いつ開通するかわからない所で、待つのは不安と、連絡の
無い事への不満、体の自然現象、仕事への遅れなどで、非常につらい。
ラジオでなんとか情報をとり、恥ずかしいトイレを、済ませれるうちはいいが
トンネルの中とか、橋の上であったら、これの何倍もつらいだろうなと
思っていると、何もする事が無いせいか、睡魔が襲ってきた。
《事故原因の車、運転席が無くなっていた》


2時間以上たって、ふと目を覚ますと、先の方が少し動いてので、待って動き始めると
眠っていて動かない車が、何十台とあり、縫うようになんとか脱出できた。
その後、料金所でお金を払わないとか、割引にせよとか
もめている車があり、さらに遅れる事になる。
おいらもやはり、1時間早めの出発で、合計3時間の遅れなので、まともに
料金を払うのは、なんかやりきれない気持ちであった。

今週の評価 - 梅雨に入ったような天気が続き、心までじくじく。 34点
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