7月第3週

ついに催眠商法の用地確保の交渉人らしき人が現れた。
周辺の土地の開発を行っている、土地区画整理組合の
   事務所に、打ち合わせに行くと事務のオネーサンが
『おかしな人が来ましたよ』と言い出した。
聞くと、『こちらの関係で、開店時に駐車場を
4、5日貸してもらう為に、地主一覧表を見せてほしい』
などと、2時間も粘って、大きな声を出したり、すかしたり
していったそうですが、事前に情報を、お聞して
あったので、辛抱強くお断りをしましたとの事。
エライ、エライ
新規オープンの開店時には、必ず近くの空き地にテントを
張って、店のすぐ前で『景品交換券をあげます
あそこのテントの中で貰っていってください』と
   お年より専門に、誘い込む。
テントの中がお年よりで一杯になると、紳士風の
   人が来て、元気のいい人は得をしますよ、と言い、
『花を挙げます、大きな声で元気よく、手を上げた
   人にだけ、あげます』と言い、ハイどうぞと言うと
内に中年のおばさん風のさくらがいて、一番元気よく
返事をし、景品を沢山貰っていく。
次々と景品を与え、何回も繰り返し行い、条件反射の様に
皆が手を上げて『ハーイ』答える様になった頃を
見計らって、お茶一杯のお金で、一生の健康を保つ
魔法の様な浄水器とか、健康布団はいりますかと
言うと全員手を上げて、『ハーイ』と言ってしまう。
皆がまるで催眠術にかかった様になり、40万円もする
   代物(実勢価格不明)を、ローンで
組まされて、終わりとなる。
家に帰って、家族に話し、やっと気づくが後の祭り
例のクーリングオフも、店頭販売との事で
解約が出来ない。
それでも苦情を言い続けると、弁護士の肩書きのついた
名刺をもった紳士が来て、商売の邪魔をなさるの
ですかと言われて、先方は一件落着となる。
お店の前で、一日300人近くの人が、テントの中に
消えて行き、目もうつろになって出てくる姿を
見るのは、普通の商売をしている当社にとっては
つらいが、当局でも手が出ないらしい。
せめて少しでも、つらい事か少なくなる様にと
近隣の人には、過去の開店時のお話をするように
しているが、この手の物が無くなったことは無い。

(2)
来週に海外出張中国青島行か急に決まった。
詳しくは来週版で報告する予定。

今まで中国という国は、香港という窓からしか
見た事が無く、本土は初めての経験だから
わくわくする気持ちと、二か月前の瀋陽日本
領事館の事件のニュースを見ての不安とで
なにかすっきりとしない。
ともあれ、今後日本は中国とかかわり続け、今
世界一のスピードで発展している国の現実を
しっかりと見据えなければならない。
かたや世界一伸びている国、一方は世界一落ち
込んでいる国、まだ経済格差がついているものの
いつかは追い抜かれないともかぎらない。
ごたぶんにもれず、当社も中国商品が多くなってきた。
以前はメイドインチャイナと馬鹿にしていた時代も
あったが、日本で企画し、品質と製品管理を
日本流に厳しく行っていれば、見違える商品が
出来るようになった。
トップを行くあのヨーロッパのブランド品すら
ほとんどが中国製で、厳重な品質管理の
たまものなのだ。
ビィトン、プラダのバックもユニクロのバックも
プロダクトオブチャイナで、当社の一部の商品も
同じなのだが、いかんせ企画力と、販売力に差が
ついており今後の努力がいる。

(1)またまた台風7号が来た。

予報ではまともに東海地方を襲うような天気図で
したが前回の台風6号より、少し強い風と雨だけで
やはり肩すかしの様相であった。
事前の情報では、水曜日の未明に上陸とあったが
途中からスピードが上がり時速45Kmもの速さで
一日近く早く上陸するとの事。
でも前回の台風の後片付けも終わらないうちに
きたので、準備をする事はまったくなく、スピード
を上げての不意打ちも、苦にならなかった。
お昼頃には、風もおさまり、青空が広がって
今までに無い澄んだ空をのぞかせていた。
こんなにも、空気がきれいだと、感じるのは久々の
事で、なにか得をした様な、気持ちになり
午後からすこやかな時間を過ごせた。
日本経済も早くこの様にならないものかと
思った一日でした。

今週の評価 -二つ目の台風もはずれ、仕事も順調なので  75点
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