紀伊半島旅行記
          計画

五月三日の祭日より35年来の友人と紀伊半島に気軽なドライブを兼ねて

小旅行に行った。
最初に紀伊半島を知ったのは、まだ若かった 高校卒業の昭和41年の

記念卒業旅行に、友人の3人と野宿キャンプ生活を続けながら、歩いて

紀伊半島の南部町から、古座町までを一週間かけて回ったものだった。
その後、7〜8回ほど行っているものだから、よく知った道のりです。
42号線の一本道ですから、どの当たりに何があるかは、自分の庭みたい

なものだった
計画の時にインターネットの和歌山県の宿から、南部川町の町営の「鶴の

湯温泉」を一泊とし後は、大島の民宿「木本」を二泊とした。
前者は一泊二食で、7500円、後者は一泊二食で、6500円と大変お値打

ちな価格が魅力的でした。
内容の良し悪しは、インターネットでは、わかりにくかったのも今回わかった

ことの1つです。
持って行く用具は、ウインドサーフィン一式、素もぐり用のシュノーケル、趣味

の囲碁セット等の遊び道具類で、友人の愛車「アベニール」は、荷物で満タン

になる。
                   
出発

屋根の上には、ウインドサーフィンのボードを二枚ものせて不安定の状態で、

3日の朝6時知多市を出発した。
行きのルートは西回りを試み、まず名港トリトンを渡り、東名阪の蟹江インター

より亀山経由、天理より松原ジャンクションをへて阪和自動車道で海南へ、

その後吉備より有料道路経由で42号線へはいる。
ゴールデンウィークでの渋滞は並のものでなく、6km、12km、20kmと続き

結局目的地の南部川付近についたのは午後4時をまわっており、高速道路を

大部分使って10時間で300kmを走った事となる
南部川付近の南紀ロイヤルホテル横海岸の岩場でシューノケリング、海の透

明度は2メーターそこそこできれいなお魚はおらず、ぜんぜんでした。
宿の南部川町営の「鶴の湯温泉」は、まだできたてのほやほやで、施設もきれ

いで気持ち良かったです。
とくに露天風呂は開放感とともに、川の音、小鳥のさえずり、ほのかな若葉の

かおりでムード最高本日は高速の渋滞、海の汚れ、宿の良さ、露天風呂のす

ばらしさを鑑み、65点といったところです。
                   
二日目

次の朝 さわやかな 小川の音で目を覚まし ごく 普通の朝食を食べ、前日

に見ておいたポイント「南部の海岸」で ウインドサーフィンを楽しむが、やや

風が強く楽しむとゆうより必死にトライすると言ったところです。
   
「南部の海岸」


同じ仲間でいたのは、龍神村と大阪市和泉区の2青年が、おりました。
午後2時に出発し次ぎのポイントを求め、南下すると潜りのポイントを見つけ

潜るが、透明度5メーターぐらいで、そこそこでした。
宿泊は大島の大島区の民宿「木本さん」で、今では大島ブリッジが開通しやや

戻る位置なので、お客さんも少なく寂しい感じの所でしたが、夜の海鮮料理は

かなり良かったので、本日は80点と言ったところ。
夜 疲れでぐっすり眠る。
                     
三日目

翌日朝から地図を片手に、観光をする。
「リゾート大島」「日米修交記念館」「樫野崎灯台」「海金剛」を見て潜りのポイ

ントを決めた。
ここ 大島は、今まで串本大橋が無かったせいもあり、道路がほとんど無く、

今回の大橋の開発で島の中央部を一本の道路が縦断しているだけで、海岸

に面した道路はありません。
  
 『串本大橋』

今回決めたポイントは、駐車スペースがあり、車から極力近い事と、海がきれ

いな事が条件でした。
「日米修交記念館」の駐車場から、400メーターほどの距離に無人の港が、

崖の下にあり、整備された階段を10分ほど歩いて行った。
潜ってみると、そこには別世界が有るかのごとく、すばらしい海底がすがたを

覗かせていた。
潜って散歩すること一時間、休憩する岩場に近づくと海面下50センチほどの

ところに、こぶしより大きな「サザエ」が2個、目に付いた。
さらに よく見ると、ほぼ 1メートルおきぐらいに、ぎっしり岩場に貼りついて

いた。
手と水着の隙間に一杯つめていると、なぜか舟が近づいて来て、ここは波が

荒いから気つけるようにと漁師の人の助言をいただいた。
その後、サザエも採ってはいかんとの事、しかたなく 元の海に返したが、ど

うも納得がいかなかった。
同じ天然で海の幸の魚は釣りをしてもいいが、どうして天然のサザエは駄目

か、納得出来なかったので帰ったら、法律を調べようと思った。
その後、日置川町に「姫」と言う心引かれる地名の海岸で、ウインドサーフィン

を楽しむが途中で風が無くなくなってしまったが、このすばらしい浜辺で趣味

の囲碁を数回やり、少し心満足の時間を過ごした。
前日と同じ民宿に帰っていくと、夕食にあのサザエがでて来たので、本日は

70点

                    
最終日

連休の最終日は、大島のむかえの観光地 橋杭岩の所でウインドサーフィン

を楽しむ
  
 『橋杭岩』

ここは風も有り、波も静かで天然の大きな港みたいな所が出来ているのだ。
そのせいもあり、大阪方面の若いお兄ちゃんとお姉ちゃんが、たくさんきて

おりメッカとなっている
午後2時まで十分楽しみ帰路につく
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